※本記事掲載の画像はイメージです。実際と異なることがあります。
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65歳になりました。正直に申し上げると、私はもう、AIなしの生活には戻れません。
65歳になりました。正直に申し上げると、私はもう、AIなしの生活には戻れません。
40年以上ソフトウェアの世界にいた私が、こう言うのですから、相当のことです。汎用機の時代、Webの時代、スマホの時代。技術の波は何度も来ましたが、AIの波は少し質が違いました。毎日の暮らしの中に、静かに溶け込んでくる種類の進化です。
とはいえ、今日は「最新のAIを使いこなしましょう」という話をしたいわけではありません。むしろ逆です。AIモデルの首位は半年〜1年で塗り替わる時代。直近もChatGPT 5.5が再び他を引き離したばかりですが、半年後はまた別の名前が並んでいるかもしれません。
だから今日は、「どのAIが一番か」ではなく「自分の何に使えるか」という視点で書きます。ツール比較記事ではない、ということです。65歳の元エンジニアが毎日どんな場面でAIを頼っているか。その実感だけを共有します。
「機械に頼るのは情けない」「使いこなせなければ意味がない」――同世代から、そんな声をよく聞きます。でも、私はそうは思いません。使いこなさなくていい。頼っていい場面を知るだけで十分です。それだけで暮らしは変わる、というのが、この記事でお伝えしたいことです。

【はじめに読んで下さい】(免責事項)
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1. 記事の内容について
本記事は、筆者(ヒロ)の実体験や調査をベースに構成していますが、読者の皆様に分かりやすく解説するため、また筆者の家族・親族・関係者のプライバシーを保護するため、地名・施設名・金額・時期・人物の細部などを一部ぼかしたり、一般的な事例を織り交ぜたりしています。すべての記述が筆者の個人的な事実そのままとは限りません。
2. 情報の正確性について
掲載している情報(制度・手続き・商品・サービス内容、IT機器の仕様や設定手順など)は、執筆時点での正確性を期しておりますが、その後の法改正・制度変更・アップデート等により、最新性や完全性を保証するものではありません。
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介護保険サービスの利用条件、健康保険の給付、医療費の自己負担額、要介護認定、成年後見制度の運用などは、お住まいの自治体、ご本人の要介護度、世帯の所得状況等によって大きく異なります。実際のご判断にあたっては、管轄の市区町村(介護保険窓口)、地域包括支援センター、主治医、ケアマネジャー、家庭裁判所、弁護士・司法書士等の専門家にご自身の状況をご相談ください。
4. 税金・年金・相続等の手続きについて
税金や社会保険料の計算、年金、各種公的手続き、相続手続き(遺産分割・相続税申告・不動産や預貯金の名義変更等)は、お住まいの自治体やご家族の状況によって大きく異なります。実際の手続きにあたっては、管轄の市区町村役場、税務署、年金事務所、法務局、ハローワーク等の窓口、または税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士・弁護士等の専門家にご相談の上、進めていただけますようお願いいたします。
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退職金の運用、預貯金の管理、保険の見直し、固定費の節約等のお金に関する情報は、ご自身のライフプランや資産状況、リスク許容度によって適切な選択が大きく異なります。実際の判断にあたっては、金融機関の窓口や公認ファイナンシャルプランナー(CFP/AFP)等の専門家にご相談の上、ご自身の判断と責任において進めてください。なお、本記事は特定の金融商品への投資を勧誘・推奨するものではありません。
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1. AIは「断片」を「整理」してくれる相棒

1.1 「検索」と「AI」の決定的な違い

AIと検索エンジンの違いを一言で言うなら、こうです。
検索は「断片」をたくさん見せる。AIは「断片」を「整理」して見せる。
これが、私がAIを毎日使い続ける最大の理由です。検索エンジンで何かを調べると、個人ブログを5本も6本も渡り歩くことになります。Aさんのブログには「STEP1」が、Bさんのブログには「STEP3」が、Cさんのブログには「注意点」が。それらをブラウザのタブを行ったり来たりしながら、自分の頭の中で組み立てる作業になります。
AIは、その組み立てをあらかじめ済ませた状態で返してくれます。全体像があって、個別ステップがあって、最後に注意点がある。情報の構造そのものが、整っているのです。
1.2 親の介護で「整理してもらった」原体験

私がAIの効用を最初に強く実感したのは、親の介護が始まった時でした。
「要介護とは何か」「老人ホームと特養の違い」――恥ずかしながら、私はそれまで何ひとつ知らなかったのです。元エンジニアでも、自分の専門分野以外はてんでダメ、というのが現実でした。
最初は検索エンジンで調べました。けれど、いくら読んでも全体像が見えてこない。介護保険制度のページを開いては閉じ、個人ブログを読んでは別のブログに飛び、気がつけば夜中の1時。机の上にはコーヒーカップが3つ並んでいて、それでも頭の中はモヤモヤしたままでした。
試しにAIに聞いてみたのです。「親の介護を始めたい。何から手をつけたらいい?」と、ただそれだけ。返ってきたのは、全体像→個別ステップ→注意点という、見事に整理された一覧でした。
「これだ」と思いました。検索ではどうしても得られなかった「地図」を、AIは一瞬でくれたのです。実際の手続きの第一歩――要介護認定の申請については、別の記事に詳しく書きましたので、よろしければそちらもご覧ください。


1.3 ブログ運営でも「壁打ち相手」として使う

もうひとつ、AIには検索にも人にも頼みにくい役割があります。「雑談的な相談」です。
このブログの記事も、実はAIと壁打ちしながら作っています。「この切り口、世間一般から見てどう思う?」「この言い回し、押しつけがましく聞こえないかな」。人に聞けば気を遣わせる、検索しても答えが出ない。そんな質問を、AIには気軽にぶつけられます。
これは「友人の代わり」ではありません。友人に聞く前の整理役。そんなふうに位置づけると、AIとの距離感がスッと決まります。

私もネットで調べると、いろんな個人ブログを行ったり来たりして疲れちゃうのよね。

そうそう、AIに聞くと整理して話してくれるから、頭の中がスッと片付くんですよ。
2. AIで「楽しみ」と「表現」が広がる

2.1 ブログのアイキャッチもAIで作る時代

AIは「調べ物の整理屋さん」だけではありません。「絵を描いてくれる絵描きさん」でもあります。
このブログのアイキャッチ画像は、ほぼすべてAIで作っています。「水彩画風で、海辺を散歩する老夫婦」と頼めば、それらしい一枚が数十秒で出てくる。「浮世絵風」「水墨画風」「絵本のような柔らかいタッチ」――頭の中の「こんな絵が欲しい」を、すぐに形にしてくれます。
絵心がない私が、毎週違うテイストのアイキャッチを用意できる。これだけでも、ブログ運営の楽しみは何倍にもなりました。ブログの土台選びについては、こちらの記事に書きました。

2.2 4コマ漫画もAIで作れるという驚き

そしてもうひとつ、私が今いちばん面白がっている使い方が「4コマ漫画作成」です。
このブログでも、すでに2本の記事に4コマ漫画を挿入しています。1本目は親の介護をテーマにした記事、もう1本は60代の固定費見直しをテーマにした記事です。

使ったのはChatGPT 5.5の画像作成機能です(2026年5月時点)。正直に申し上げると、最初は半信半疑でした。「4コマなんて、構成も画力も両方必要なんだから、AIに無理だろう」と。でも結果は、驚くほどでした。
私が今いちばん感じているのは、AIは「描く力」よりも「読み取る力」が伸びたということです。簡単な説明で、内容も図もよく理解して描いてくれる。これは5年前なら、絶対に成立しなかった作業です。

ヒロおじさん、4コマ漫画もAIで描いてもらってるの?マジでコスパ良すぎじゃん!

最初は半信半疑だったけど、簡単な指示で意図を汲んでくれるようになったんですよ。タケシくんが思ってる以上に、AIはここまで進化してるんです。
2.3 【公開】4コマ漫画作成プロンプト全文

せっかくなので、私が実際に使っているプロンプトを公開します。一部はぼかしていますが、構造はそのままです。真似していただいて構いません。むしろ、ここから自分なりのアレンジを加えて、ご自身の4コマ漫画を作ってみてほしいのです。
4コマ漫画作画 以下の★サイトの一部または全部を、■の画像のような4コマ漫画で描いてください。 男性(シニア)、女性(シニア)、青年を書く場合は下記の画像のように描いてください。 男性(シニア):[キャラ画像をアップロードまたはURLで指定] 女性(シニア):[キャラ画像をアップロードまたはURLで指定] 青年:[キャラ画像をアップロードまたはURLで指定] 男性(シニア)は65歳、女性(シニア)は55歳で男性(シニア)の友人、 青年は男性(シニア)の甥の設定です。 男性(シニア)、女性(シニア)の親は想像で描いてください。 スマホで読むことを考慮して、文字はわかりやすく大きめの文字でお願いします。 ★:[4コマ漫画にしたい記事のURL] ■:[参考にしたい4コマ漫画のフォーマット画像をアップロードまたはURLで指定] また、作成した絵のタイトルを考えてください。 例)【4コマ漫画】 親の介護は何から?まずは電話一本
2.4 うまくいくコツは、たった3つ

このプロンプトを設計するうえで、私が試行錯誤の末にたどり着いたコツを3つだけお伝えします。
- ★(変換元の記事URL)と■(参考フォーマット画像)の二段構えで意図を伝える
- ■を「画像」で渡すのは、駒割りがずれないため(テキストだけだと3コマや5コマになる)
- キャラ設定(年齢・関係性)を文章で補強すると、ストーリーがブレない
特にお伝えしたいのが、2番目です。「4コマで」と文章で頼んでも、AIは結構な確率で3コマや5コマを描いてきます。これは何度もやってみて分かりました。文章での指定は、絵に対しては意外と弱いのです。
そこで、参考にしたい4コマのフォーマット画像を1枚渡しておく。すると駒割りがピタリと決まります。「形は画像で、中身は文章で」。これがAIに絵を描いてもらうときの、私なりの黄金律になりました。
あと、忘れてはいけないのが「スマホで読むことを前提に、文字を大きく」という指示。シニア向けでも若い読者向けでも、今はみんなスマホで読みます。文字が小さいと、それだけで離脱されてしまうのです。
2.5 「簡単な指示で意図を汲んでくれる時代」になった

2026年5月時点での、私の率直な実感を書いておきます。
AIは、描く力よりも「読み取る力」が劇的に伸びた――これが今の私の感覚です。5年前のAIは、こちらが100の指示を出して、ようやく60の絵が返ってくる感じでした。今は20の指示で80のものが返ってくる。指示の精度ではなく、こちらの曖昧な意図を汲み取る能力が伸びたのです。
これは元エンジニアとしても、心底おもしろい変化です。技術が「描けるかどうか」ではなく「分かろうとする」方向に進化している。だから、不器用な指示でもいい。完璧なプロンプトを書こうと身構えなくていいのです。
3. AIで「身体の負担」が減る

3.1 長文を「打つ」ことが、60代にはこんなに辛い

突然ですが、皆さんに聞きたいことがあります。キーボードで長文を打つのが、年々しんどくなってきていませんか?
私もそうです。30分も打てば指の関節が硬くなり、肩が張る。老眼鏡を上げ下げしながら画面を覗き込んで、首の後ろが重くなってくる。若い頃なら気にもしなかった作業が、60代になると、ひとつひとつが小さなコストとして積み上がります。
「これはキーボードを叩く問題じゃない、身体の問題だ」と気づいた時、私の使い方が一段変わりました。
3.2 Windows標準の「Win+H」で音声入力

結論から先にお伝えします。Windowsには、最初から音声入力機能が入っています。何かを買い足す必要はありません。
起動方法は、たった4文字の指の動きです。
Windowsキー+H
これだけで、音声入力のマイクが立ち上がります。ChatGPTやClaudeのプロンプト入力欄をクリックしてからWin+Hを押せば、そのまま話した内容が入力されていきます。
これは「最新の難しい技術」ではありません。OSにすでに入っているのに、知られていない機能です。私はこれを知った時、思わず声に出しました。「なんで誰も教えてくれなかったんだ」と。
3.3 iPhoneでもChatGPTアプリの音声入力が使える

iPhoneを使っている方なら、ChatGPTアプリ自体に音声入力ボタンがあります。プロンプト入力欄の右側にマイクのアイコンがあるので、それを押して話すだけ。
私の場合、外出先での「ちょっとした調べ物」は、ほぼすべて音声入力です。電車の中でスマホをポチポチ打つより、コーヒー一杯を頼む間に、マイクに向かって一言「親の介護で、要支援1って何?」と話す方が、よほど早い。

キーボードを打つのが面倒な時、私もよくスマホの音声入力を使うわ。

Windowsにも標準で入ってるんですよ。Win+Hで起動する。これを知ってるだけで、ずいぶん楽になりますよ。
4. 私が落ち着いたツール選び

4.1 ツール比較記事ではない、と最初に断ったうえで

冒頭でお伝えした通り、これはツール比較記事ではありません。それでも、ありがたいことに「結局ヒロさんは何を使ってるんですか?」とよく聞かれます。素朴な疑問として答える程度に、現時点の実情だけ短く共有します。
4.2 調査・お絵描きはChatGPT 5.5(2026年5月時点)

2026年5月時点では、調査とお絵描きはChatGPT 5.5に落ち着いています。「他は不要」と感じる場面が多いです。
ただし、これはあくまで今この瞬間の話です。一時期は他のAIに首位を奪われた時期もありました。AI業界の勢力図は、本当に半年で塗り替わります。だから「今、自分の用途に合うものを使う」――これしか正解はないと思っています。
4.3 ブログ作成(日本語の長文)は今もClaude

一方、日本語の長文を書く作業――特にブログ記事の構成や下書き――は、今もClaudeに頼っています。日本語の自然さ、構造の整え方、押しつけがましくないトーン。この3つで、Claudeが今も最強の座を譲りません。
用途で求めるものが違うから、使い分ける。ただそれだけの話です。半年後にまた変わるかもしれません。それでいいのです。
5. AIに頼りすぎないための60代の知恵

5.1 AIは万能ではない、という事実

ここまでAIを褒めてきましたが、最後に正直なところを書きます。AIは万能ではありません。
私は、AIから得た情報を最終的に公的機関や専門家で確認する習慣を持っています。検索よりもAIの方が「思っていた答え」が出てくるのは確かなのですが、「思っていた答え」と「正確な答え」は別物です。
親の介護関連で調べたことも、最終的にはケアマネジャーさんと市役所の窓口で裏取りしました。元エンジニアの癖というやつです。一次ソースに当たらないと気が済まない。
5.2 「人」にも聞く

もうひとつ、AIには絶対にできないことがあります。それは「あなただったらどうする?」という相談です。
私はこの種の相談は、今も友人や家族にしています。情報整理はAI、判断の壁打ちは人。この2つは混ぜないことにしています。AIは便利ですが、私の人生を一緒に歩んできた人ではない。あたりまえの話ですが、これを忘れると、なぜか孤独が深くなります。
5.3 AIは「事前情報の整理役」、最終判断は自分か専門家

ひとつ、自分でも「これは大きな効用だ」と感じている使い方があります。
AIに聞いたうえで、専門家のところに行く。すると、専門家への質問の質が、明らかに上がります。「何を聞けばいいかすら分からない」状態を抜け出せるからです。
ケアマネジャーさんとの初回面談でも、市役所の年金窓口でも、「予習してきた人」と「真っ白で来た人」では、得られる情報量がまったく違います。AIは、その「予習」をいちばん効率的に手伝ってくれる相棒なのです。

便利だからって、全部AIに任せちゃダメよね。

事前情報を整理してもらってから、最後は専門家に確認する。これが60代の使い方だと思いますよ。
5.4 完璧に使いこなさなくていい

最後にもう一度、お伝えしておきたいことがあります。
AIを完璧に使いこなす必要はありません。頼っていい場面を知るだけで、十分です。
「AIを使えなければ取り残される」という煽り文句が、最近はテレビでも雑誌でも目に入ります。でも、私はそうは思いません。取り残されるのではなく、頼ってもいい場面が増えただけ。それくらいの軽い気持ちで、暮らしの中に少しずつ取り入れていけば、それで十分なのです。
6. まとめ AIに頼っていい場面を知ることが、60代の暮らしを楽にする

長くなりましたので、最後に整理します。
私がAIに頼っているのは、大きく分けて3つの場面です。
- 相談相手として:散らばった情報を整理して、地図にしてくれる
- 楽しみとして:絵や4コマ漫画を一緒に作ってくれる、表現の相棒
- 身体の負担を減らすために:音声入力で指と目の疲労を軽くしてくれる
この3つだけで、暮らしは確実に変わります。AIは万能ではありませんし、最終判断は自分か専門家。完璧に使いこなす必要もありません。ただ「頼っていい場面を知る」――それで十分なのです。
もし、この記事を読み終えたあなたが、今日1つだけ試してみたいと思ってくださったら、私としてはこれ以上の喜びはありません。Win+Hでも、4コマ漫画のプロンプトでも、最初の質問でも、何でも構いません。
60代は、終わりではなく、OSの大型アップデートです。AIという新しい相棒も、その更新の一部に過ぎません。今日から、ご一緒に。頼っていい場面を、ひとつずつ増やしていきましょう。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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